David Hérault - 2026年10月27日
会話が生まれるきっかけづくりについて
今日、カレンダーが友人のイプシタの誕生日を教えてくれました。直接会ったのは何年も前で、最後にメッセージをやり取りしたのも1年以上前のこと。そこで、自分らしい行動をとってみることにしました。もう一度、彼女に連絡してみたのです。「誕生日おめでとう」とお互いの近況を伝えるメッセージを送ったことで、しばらく眠っていた友情がよみがえり、彼女は私の日常的なつながりに戻ってきてくれました。返ってきたのは、とても嬉しそうな返信。ただそれだけのことだったのです。
この話は、ビジネスや、もっと言えば企業文化について何を教えてくれているでしょうか。世の経営陣のなかには(あまりに多すぎますが)、会社を利益率や株価のパフォーマンスだけで捉えている人がいることも知っています。報酬体系を考えれば、それも理解できなくはありません。しかし、誰もが認めるように、会社とは何よりもまずソーシャルネットワークなのです。人のつながりはもちろん、スキルや責任、プロセス、そして期待や感情が織りなすネットワークです。では、リーダーシップの視点から、そのソーシャルネットワークをどうやって強化していけばよいのでしょうか。
私がイプシタにしたのと同じように、会社のソーシャルネットワークにおける「取引の最小単位」となるのが、あらゆる形のコミュニケーションです。気軽な「やあ」の挨拶から、みんなの前で称賛することまで。コミュニケーションは人々を結びつける接着剤であり、量子物理学がお好きなら、クォークを結びつけるグルーオンのようなものと言ってもいいかもしれません。コミュニケーションがなければ、グルーオンもなく、結束も生まれない。とてもシンプルな話です。
そこから直接導き出される結論は、組織を強化したいなら、とにかくコミュニケーションのハードルを下げればいいということです。朝の握手を促したり、外向的な人を採用したり、ちょっとした息抜きやランチグループのような交流の場を作ったりと、方法はいくらでもあります。一見ささいで取引的な、意味のないように思える小さなやり取りを積み重ねてみてください。やがて会社全体の戦略がカチッとはまるようになります。これは確実に積み重なって、複利のように効いてくるのです。
会社の業績を伸ばすのは難しい問題ですが、仲間同士のコミュニケーションを強化することは、決して難しく考える必要はありません。戦略立案において何かの課題が喫緊の優先事項として浮上するとき、突き詰めれば「誰かと誰かがもっと対話しなければならない」という結論に行き着くことがよくあります。以前にも言いましたが、文化こそが戦略なのです。
コミュニケーションをとる → より良く働く → 会社が勝つ。それこそが、問題の根本に向き合うということなのです。
